常州市金壇區(qū)にある新石器時代の三星村遺跡で4月15日、30年ぶりの発掘調(diào)査(第2次)が始まった。
同遺跡では1993年から98年にかけて最初の発掘調(diào)査が実施され、4千點余りの遺物が出土。98年の十大考古新発見に選ばれた。2006年には全國重點文物保護単位にも指定された。
今回の発掘調(diào)査で現(xiàn)場責任者を務(wù)める中國社會科學院考古研究所の李黙然副研究員によると、遺跡の総面積は35萬平方メートルで、年代は約6500年前から5500年前。今回許可された発掘面積は800平方メートルで、居住エリアや埋葬エリアなどが含まれる。計畫では年內(nèi)に発掘を終える。
前回の調(diào)査範囲は500平方メートル余りで、墓千基余りを発掘し、人骨1200體余りが出土した。うち完全な狀態(tài)の頭蓋骨は200點余りに上り、長江下流域の同時期の遺跡の中でも珍しい発見となった。これらの人骨は現(xiàn)在、金壇區(qū)が中國科學院古脊椎動物?古人類研究所と共同でDNA鑑定を進めている。
李氏は同遺跡について、面積が広く人口も多い上、副葬品の數(shù)や等級の差が大きく、居住場所や手工業(yè)工房、埋葬區(qū)域の區(qū)割りも明確なことから、社會の複雑化が始まり、平等社會から不平等社會への移行期だった可能性があると指摘。文明の源流を探り、長江下流域の考古學的?文化的系譜を補足する上で重要な価値があると語った。今回の発掘については、集落配置の理解がより深まり、當時の人々の生活の全體像が明らかになることに期待を示した。
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